【外国人の静岡観光レポート】静岡・牧之原台地でお茶摘み体験!

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【外国人の静岡観光レポート】静岡・牧之原台地でお茶摘み体験!

静岡県は日本茶生産量の40%を占める全国有数のお茶産地。なかでも牧之原台地にある約5000ヘクタールの茶畑は日本一広いとも言われています。そんな牧之原台地で人気なのが、実際に茶葉を収穫するお茶摘み体験。留学生の宋さんとライターWがチャレンジしてきました。

私が体験しました

宋 亜茹(ソウ・アジョ)さん
中国・河南省出身。2016年4月より静岡大学研究室に通う学生。地元では見られない、海が見える静岡での生活を満喫中。

静岡市から牧之原市へ出発!

今回向かうのは、牧之原台地の広い茶畑の中にあるお茶と健康のテーマパーク「グリンピア牧之原」。
東名牧之原ICから約7分、富士山静岡空港からもほど近い場所で、最近は海外からのお客さんにも人気が広まっています。

広い茶畑で、さっそくお茶摘み体験

腰ほどの高さに整えられた茶畑が広がる牧之原台地は日当たりもよく、天気の良い日は富士山も望むことができます。「グリンピア牧之原」では4月下旬~10月上旬にお茶摘み体験ができるよう、時期を調整して栽培しているとか。


お茶摘み体験の際おすすめなのが、茶摘み衣装のレンタル(茶娘衣装レンタル500円。大人女性のみ、着数限定、要事前予約)。絣の着物、黄色の帯に、赤い前掛け、水色の手甲・脚絆、とカラフルでかわいらしい衣装を着付けしてもらえます。
※男性や子供用に羽織るだけの無料タイプもあります。


茶畑に向かい、さっそくお茶摘みスタート!
お茶の葉は「一芯二葉」といって、一番先の芽と、その下の2枚の葉の部分を摘みます。手で簡単に摘むことができるので力は必要ありません。お茶の木や葉の感触、香りなどを楽しみながら挑戦しましょう。


お茶摘み体験は30分、摘んだ分だけ持ち帰り可能。


茶葉を使ったレシピや活用法、煎茶のおみやげもあるので、自宅に帰った後もお茶を楽しめます。


お茶の淹れ方が学べる「お茶教室」もあるので、時間がある人は参加してみては?


「お茶教室体験」 大人510円、お菓子付、所要時間約30分

ココが楽しかった!(体験者の感想)

「収穫のときの嬉しさを、今でもはっきり覚えています!新茶は、生まれたてで柔らかい“一芯二葉”を摘んで作ると知りました。小さい頃、中国でおばあちゃんと一緒にコットンの頭を取った体験と似ています。とても時間や手間が掛かる作業だけど、隣にお喋りできる仲間がいれば楽しい。
今回も「どのぐらい摘んだの?」「こんなに広くて、二番茶、三番茶なんていつまでに終わるんだろう?」など、ほんの少し前に出会ったばかりのライターさんと、いつの間にお茶娘の姉妹になりました。やっぱり大自然の中で、人との触れ合いは、いいなあと感じました。」(宋さん)

お茶づくりが学べる工場見学も

1階は「ほうじ茶工場」、2階では「牧之原歴史室」や、茶葉を商品として仕上げる「再製工場」、お茶を保管する
「立体自動冷倉庫」など、茶葉が商品として出荷されるまでの工程を、実際の機械やパネルなどで見学できます


「再製工場」では、予想以上に大きな機械が動く様子に思わずびっくり!


実際に商品として売り出されるまでには多くの工程があり、ていねいに作り上げられていることがわかります。



淹れたてのお茶の試飲もできる

直売店「お土産処 逸品館」では、お茶に関する深い知識を持つ日本茶インストラクターが淹れてくれたお茶の試飲ができます。おいしいお茶の淹れ方や、日本で好まれるお茶と外国で好まれるお茶の違いなど、興味深い話を聞くこともできます。


静岡では茶葉を長めに蒸す「深蒸し茶」が人気。濃い緑色で、旨み・苦味・渋みがバランスよく楽しめます。蒸し時間の短い「浅蒸し茶」は香りを楽しむことの多い中国の方に人気だとか。同じお茶でも色・香り・味など千差万別。
(営業時間10:00~17:00)


「逸品館」では、茶葉はもちろん、お茶を使ったスイーツなどのおみやげも豊富にそろいます。茶器などもあるので、自宅でお茶を飲みたいけれど道具がない、という人もこちらで相談しながら探してみては?

ココが楽しかった!(体験者の感想)

「案内係のお姉さんや、おみやげ店のお兄さん、お茶を入れる姿が格好良い店員の方、お茶をまるで芸術品のような料理に仕立てたおじさまなど、スタッフの皆さんが何気なく、それぞれのお茶へのこだわりを見せてくれました!お茶への思いを一生懸命伝える笑顔はとても魅力的で、私が日本へ留学したばかりの頃の初心がよみがえってきました。日本人の仕事への真面目さと伝統文化、技術などへのこだわりは素敵だと思います。」(宋さん)

お茶づくしの料理も堪能

「味処 丸尾原」では料理長渾身の創作お茶料理が味わえます。人気はお茶と静岡の季節食材を組み合わせた「茶姫膳1512円」。茶の葉天ぷら、緑茶そばなど、飲むだけでは茶葉に残ってしまうカロチンや食物繊維などの栄養素も丸ごと食べられるヘルシー料理です。
(営業時間11:00~14:30、夜は10名より要予約18:00~21:00)


お茶の葉は熱を加え続けると変色したり苦味が出てしまうため、いかにそれを抑えるかが、料理長の腕の見せ所。また季節によって、緑茶のかき氷やお茶しゃぶ鍋なども登場します。

ココが楽しかった!(体験者の感想)

「今回の体験を終えて、私が強く思ったのは「早く帰って、家族や友達に、今日の出会いやお茶の素晴らしさを教えてあげたい!」ということでした。ここで飲んだ美味しいお茶を、みんなにも飲ませてあげたいなあと思いました。私にとって、お茶は人生を考えさせてくれるようなものでした。皆さんも、日本に来たら、ぜひ美味しいお茶を飲んで、素晴らしい人たちと出会う、そんな体験をしてみてはいかがですか?」(宋さん)

Information
●体験名/お茶摘み体験
●施設名/グリンピア牧之原
     グリンピアまきのはら
●内容/牧之原台地の茶園で、お茶摘み体験
●日時/4月下旬~10月上旬の平日11:00~、土・日・祝11:00~・14:00~。各回約30分。雨天中止。
●料金/大人820円、小学生720円(煎茶のおみやげ付き)。衣装レンタルは+500円、工場見学は無料。
●予約方法/電話、FAX、HPから
●FAX/0548-27-2294
予約電話

0548-27-2995

ホームページ

http://grinpia.com/