ベトナム支援に貢献した医師・浅羽佐喜太郎の歴史をたどる

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ベトナム支援に貢献した医師・浅羽佐喜太郎の歴史をたどる

現在の袋井市である東浅羽村に生まれた浅羽佐喜太郎(あさばさきたろう)。神奈川県小田原市に病院を開業していた頃、ベトナム独立運動の指導者・潘佩珠(ファン・ボイ・チャウ)と出会います。佐喜太郎は彼らの活動を支援しましたが、潘が日本を去った翌年に43歳の若さで病死。その死を知った潘は、感謝の気持ちを表すために、佐喜太郎の菩提寺に記念碑を建てました。また、近くにある近藤記念館では、二人に関する資料などが展示されています。

浅羽佐喜太郎公紀念碑


1917年、ベトナム独立運動の指導者・潘佩珠(ファン・ボイ・チャウ)は、かつて窮地を救ってくれた浅羽佐喜太郎の恩に報いるため、再び来日しました。
しかし、すでに佐喜太郎は亡くなっていたため、翌年、佐喜太郎の故郷・東浅羽村の人々と協力して、菩提寺である常林寺に「浅羽佐喜太郎公紀念碑」を建立しました。
ベトナムと日本を結ぶ義侠の精神は、今も語り継がれています。


《紀年碑の略解》
私たちは、ベトナムが苦しい状況にあるため、日本を訪れた。
佐喜太郎様は私たちの志に共感し、無償で援助してくれた。
佐喜太郎様は、正義を重んじて、弱い者を助けるたいへん優れた人である。
しかし、今はもう佐喜太郎様はいない。
今の私たちの気持ちをどのように、誰に訴えたらよいのか。


「浅羽佐喜太郎公紀年碑」には、2018年11月に天皇、皇后両陛下(当時)が私的旅行として訪問されました。2017年にベトナムにて、浅羽佐喜太郎と潘佩珠の交流に感銘を受け、常林寺への訪問を希望されたそうです。

【常林寺】スポット情報


袋井市歴史文化館

常林寺から県道257号を約2km北上した場所に、袋井市歴史文化館があります。
郷土資料館、近藤記念館、浅羽記念公園が隣接し、二人をはじめとするベトナムとの交流の歴史や、袋井市にゆかりのある人物、資料などを公開しています。


【袋井市歴史文化館】スポット情報