伊豆の国市を知る

伊豆を代表する温泉地・伊豆長岡温泉。源頼朝がこの地のお湯を気に入ったという話が伝えられています。 世界遺産や国宝など、歴史や文化を色濃く残す建造物が多く、情緒たっぷりの町並みも魅力です。 富士山や狩野川などを望む絶景スポットも多く、四季折々の豊かな自然に恵まれています。 いちごやみかんなどのフルーツ、温泉まんじゅう、狩野川で獲れる天然の鮎などが名物です。
基本データ 面積:94.62km²
人口:48,152人(2015年度国勢調査)
市の花・木:花:すみれ・あやめ、木:なぎ
姉妹都市:京都府/長岡京市
友好都市:モンゴル国/ウランバートル市ソンギノハイラハン区
年間平均気温:16.0℃
年間降水量:1,981.0mm
年間日照時間:1,933.9時間(2016年) ※1 伊豆の国市ホームページ「市政」より
http://www.city.izunokuni.shizuoka.jp/shisei/index.html
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食文化

いちご

いちご 伊豆の国市の名産といえば「いちご」。おもな品種は、糖度が高く酸味が少ない「章姫」と甘味と酸味のバランスがとれた「紅ほっぺ」で、市内ではいちご狩り体験のほか、地元の採れたていちごを使ったスイーツもいろいろ味わえます。旬は12月中旬〜5月上旬ですが、とくに冬場のほうがより美味しいので、摘みたてジューシーな味を堪能してください。

みかん

みかん 小坂みかん共同農園では、早生品種を中心に約8000本の木を栽培。10月1日〜1月5日までみかん狩りが体験でき、お土産としてみかんを購入することも可能です。広大な園内を登っていくと、伊豆の国市を一望する素晴らしい景色が広がります。

温泉まんじゅう

温泉まんじゅう 130本もの源泉を有する一大温泉郷・伊豆長岡の名物「温泉まんじゅう」。旧伊豆長岡町の頃、『温泉まんじゅう日本一』宣言をするほど、狭いエリアにお店がひしめき、餡や生地などその味わいは実にさまざま。 また、毎年10月に開催される「温泉まんじゅう祭」では、温泉まんじゅう作りが体験できたり、イベント限定の温泉まんじゅう詰め合わせも販売され、早々に売り切れてしまうという大盛況ぶりです。

パン祖のパン

パン祖のパン 日本で初めてパンを焼いたのは、江戸時代、韮山の代官としてこの地を治めた江川英龍(ひでたつ)とされています。 「重要文化財 江川家住宅」に当時のレシピが残されており、それを再現したのが「パン祖のパン」です。保存用なのでとても硬いため、細かく砕いてスープなどに浸して食べます。

鮎 毎年5月中旬〜下旬になると、市内を流れる狩野川で鮎釣りが解禁され、多くの釣り人でにぎわいます。 とくに大仁は鮎の友釣り発祥の地とされ、鮎料理専門店や鮎料理が自慢の宿などがあります。鮎は「香魚」とも呼ばれ、スイカのような爽やかで独特の香りが特徴です。狩野川の鮎の旬は5〜11月。 鮎を生きたまましめる「洗い」、シンプルな「塩焼き」、風味が広がる「釜飯」、鮎の肝を塩漬けにした珍味「うるか」など、多彩な鮎料理が楽しめます。また、鮎をモチーフとした和菓子「若鮎」も売られています。

お茶

お茶 茶どころで有名な静岡ですが、伊豆の国市内でも茶畑を見ることができます。韮山反射炉に隣接する複合施設「蔵屋鳴沢」では春と秋に、茶娘の衣装を着てお茶摘みの体験もできます。 高台にあるこの茶畑からは、韮山反射炉と富士山、ふたつの世界遺産が同時に見えます。 閉じる
世界遺産・国宝・名所・文化

国指定史跡 韮山反射炉

国指定史跡 韮山反射炉 2015年に「明治日本の産業革命遺産」として世界文化遺産登録。反射炉とは金属を溶かして大砲を鋳造するための炉で、幕末期に実際に稼働し現存する反射炉としては国内唯一のものです。 今も残る連双2基の反射炉から、当時の歴史をしのぶことができます。裏手にある高台の茶畑は、富士山と韮山反射炉という「ダブル世界遺産」が見られる絶好のポイントです。

重要文化財 江川家住宅

重要文化財 江川家住宅 韮山反射炉の建造に尽力した、江川英龍(ひでたつ)の屋敷で、重要文化財に指定されています。 江川家は幕府の代官として直轄地を治めた由緒ある家。文化人・思想家・技術者でもある英龍は、日本で初めて本格的にパンの製造を始めた人物で、 パンの作り方を記した古文書やパン製造かまどなどを見学できます。当時の製法を再現した「パン祖のパン」も販売されています。

願成就院

願成就院 1189年に源頼朝の奥州攻めの戦勝祈願のため北条時政が建立した寺院。運慶作の阿弥陀如来座像、毘沙門天像、不動明王像など計5躯の仏像が国宝に指定されています。 北条時政が眠る墓のある境内を含め、裏山を含めた一体が「願成就院跡」として国の史跡に指定されています。

守山西公園

守山西公園 北条氏の本拠地があった場所で、山を取り囲むように「北条氏邸跡」「伝堀越御所跡」「北条政子産湯の井戸」などの史跡があります。 標高100mの山頂にある展望台からは、富士山と韮山地区の田園風景を一望できます。3月下旬〜4月上旬の桜の時期には、隣接する「狩野川さくら公園」の桜と富士山が同時に見られる絶好のスポットです。

源氏山公園

源氏山公園 伊豆長岡温泉街の中心に広がる公園。源頼政の妻・あやめ御前が頼政追慕の情を託して植えたと伝えられる「美女桜」があり、市の天然記念物に指定されています。 また、公園の周辺には七福神めぐりのコースがあり、7か所すべて回ると、宿泊先の施設で七福神人形が一体もらえます。

伊豆長岡見番

伊豆長岡見番 湯の街・伊豆長岡ならではの文化、日本舞踊や民謡でお座敷を盛り上げる芸妓さん。芸事を磨く場である見番で、稽古の様子を見学することができます。 扇を手にした優雅な舞、唄、太鼓や鼓の演奏など、凛とした立ち姿や所作に見とれてしまいます。

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簡単エリアガイド

伊豆長岡

伊豆長岡 130本もの源泉を有する、情緒たっぷりの一大温泉郷。温泉まんじゅうも名物で、狭いエリアにお店がひしめき合っています。 桜の名所としても有名な「源氏山公園」では、七福神めぐりのウォーキングも楽しめます。

韮山

韮山 世界文化遺産「韮山反射炉」をはじめ、国宝や重要文化財など、歴史的価値の高い建造物が点在するエリア。源頼朝と北条政子ゆかりの地でもあり、寺院や史跡が多く残されています。

大仁

大仁 約80種類・600本の梅が楽しめる伊豆屈指の梅の名所「大仁梅林」では、1月中旬〜3月上旬に見ごろを迎えます。読売巨人軍終身名誉監督・長嶋茂雄氏が現役時代に自主トレーニングを行なっていた場所が「長嶋茂雄ロード」と命名されました。 閉じる
四季の見どころ
富士山の絶景に、季節を彩る美しい花々。 レジャー施設や温泉宿など、至る所から富士山を眺められるのも伊豆の国市ならでは。 春や秋は、狩野川沿いのサイクリングも爽快です。 旬のみずみずしさを味わえる、いちごやみかん、スイカなどのフルーツも楽しみのひとつです。

伊豆の国市の春

春のイメージ 「伊豆の国パノラマパーク」のロープウェイで上るかつらぎ山山頂の空中公園では、4月中旬~5月上旬にかけて3万5000本ものつつじの花が咲き、最盛期には山頂を覆い尽くすように彩られます。 開花に合わせて「つつじ祭り」も開催され、様々なイベントで盛り上がります。富士山と駿河湾、緑の山々、赤やピンクの鮮やかなつつじ。ここでしか見られない絶景が広がります。
3月 桜開花(狩野川さくら公園)
4月 かつらぎ山 つつじ祭り(4月中旬~5月上旬)
5月 韮山反射炉ホタル観賞の夕べ(5月中旬~6月中旬)

伊豆の国市の夏

夏のイメージ 「伊豆の国花火大会」として狩野川河川敷で3つの花火大会が開催されます。8月1日「きにゃんね大仁夏祭り」、8月3日「韮山狩野川まつり」、8月4日「伊豆長岡温泉 戦国花火大会」と、それぞれ趣も異なり、花火だけでなく各種イベントも開催されます。 打ち上げ場所と観覧場所との距離がとても近く、迫力満点の花火が見られるのも特徴。また、夏は狩野川の鮎の旬でもあり、多彩な料理が味わえます。
6月 あじさい開花(源氏山、かつらぎ山、国清寺など)
7月 源氏あやめ祭り(7月上旬)
8月 田中山すいか祭り(7月下旬または8月初旬)

伊豆の国市の秋

秋のイメージ 狩野川沿いではサイクリングが盛んで、毎年9月下旬頃には自転車イベントも開催されています。観光客が気軽にサイクリングを楽しめるよう、レンタサイクルステーションが充実していて、サイクリングマップも用意。富士山ビュースポットや歴史スポット、休憩がてらの足湯や温泉など、車では味わえない爽快な自転車さんぽを満喫できます。
9月 かつらぎ山山頂 百体地蔵尊供養祭(9月中旬)
10月 小坂みかん共同農園開園(10月1日~1月5日)
11月 温泉まんじゅう祭(11月上旬)

伊豆の国市の冬

冬のイメージ 12月下旬~5月上旬まではいちごの旬。静岡県下最大級の広さを誇る「江間いちご狩りセンター」や富士山が一望できる「韮山いちご狩りセンター」など、気軽にいちご狩りを楽しめる施設がたくさんあります。1月中旬~3月中旬頃までは、菜の花摘みも楽しめます。
12月 浮橋そばの里祭り(12月上旬)
1月 パン祖のパン祭(1月中旬)
2月 おおひと梅まつり(2月下旬) 閉じる