世界遺産に登録された大砲製造炉「韮山反射炉」

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世界遺産に登録された大砲製造炉「韮山反射炉」

2015 年7月、世界遺産として登録され話題を集めた韮山反射炉。伊豆の国市の観光スポットとしても注目のこの産業遺産についてご紹介します。

反射炉とは?

予約すればガイドも付けられる。所要時間は20 分。身ぶり手ぶりを交えた案内に耳をかたむけよう

反射炉とは、内部で熱を反射させて高温状態を作り、金属を溶かす炉のこと。幕末期には各地に反射炉が作られたが、実際に大砲が製造された場所としては、韮山反射炉が国内で唯一現存するものとなった。

韮山反射炉では、内部にあるドーム状の空間で鉄を溶かし、上の煙突から煙を逃がす。製砲していた当時は周辺に鍛冶小屋、炭置小屋が並ぶ工場だった。この造りや技術と同様、積み上げられた煉瓦も成功の鍵を握っていた。鉄を溶かすほどの高熱に耐えられる耐火煉瓦は、河津町産出の粘土で生産された。

なぜ韮山だったのか?

鉄製24ポンドカノン砲のレプリカ。当時の記録によると、鋳型に鉄を流すのに8 時間。冷やした後、砲身内部に穴を開けるのに30日を費やした。製造後、品川台場に運ばれた

それは、ペリー来航後、海防の指導者に抜擢された徳川幕府の代官・江川英龍が、韮山に本拠を置いていた人物だったことに起因する。

江川英龍はペリー来航前から砲術を学んでいた知識人であり、技術者だった。絵画や詩もたしなむ芸術家で、さらに日本で初めてパンを焼いた人物としても知られている。そんな英龍によって、大砲鋳造に必要な反射炉が、最初は下田市で着工された。

その後、1854 年のペリー艦隊水兵侵入事件を受けて韮山代官所近くに場所を移し、今に至っている。製造された大砲を据えたのは「御台場」と呼ばれた東京・品川の海上砲台。これが現在の「お台場」の由来だ。

隣接の「蔵屋鳴沢」で食事もお買い物も楽しめる!

韮山反射炉に隣接する複合施設「蔵屋鳴沢」。敷地内の良質な湧き水でクラフトビールを製造するほか、網焼きレストラン「ほむら」、みやげ館「反射炉物産館たんなん」などが隣接している。

IZUPASS「蔵屋鳴沢」

https://openwifi.jp/izunokuni/location/3273


施設情報

韮山反射炉(にらやまはんしゃろ)

TEL : 055-949-3450
住所 : 伊豆の国市中268
時間 : 冬季9:00〜16:30 夏季9:00~17:00
休日 : 毎月第3水曜日(水曜日が祝日の場合は翌日)
入場料 : 大人500円、小人50円(江川邸との共通入場券700円も有り)
駐車場 : 150台
Wi-Fi利用 : 可
*伊豆箱根鉄道伊豆長岡駅から韮山反射炉循環バス歴バスのるーらで10分、韮山反射炉下車すぐ※韮山反射炉循環バス歴バスのるーらは主に土日祝の運行(夏休み・冬休み・春休み・GW期間の運行は伊豆の国市公式HPでご確認ください)、1日乗車300円
*歴史ガイドは要予約、伊豆の国市HPより申請書をダウンロード

IZUPASS「韮山反射炉」

http://izupass.jp/location/detail/2