文化と歴史が薫る城下町・掛川でアートめぐり

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文化と歴史が薫る城下町・掛川でアートめぐり

東海道の宿場町でもあり、掛川城を中心に、歴史や文化、建築などの古き良き遺産が今に継承されている掛川市。掛川城公園内にはステンドグラス美術館と二の丸美術館があり、西洋と日本それぞれの文化にふれることができる。資生堂アートハウス・企業資料館では、建築美や芸術作品、そして化粧品のパッケージや広告などから、古今の感性を感じてみよう。

掛川市ステンドグラス美術館

精巧な作りや美しい色彩のステンドグラスを間近に


2015年6月に掛川城公園内にオープンした美術館。19世紀イギリス・ヴィクトリア朝時代に制作されたステンドグラスを中心に約70点を展示。絵付けが施されたステンドグラスを専門に扱う美術館は、全国的にみても貴重な存在。作品解説本のほか、ポストカードやしおりなどオリジナルグッズを扱うショップも併設。


制作工程や道具なども展示され、19世紀末のイギリスのステンドグラス工房の高度な装飾技術や奥深さを知ることができる。本来は教会の窓装飾であるステンドグラスを、視線の高さで間近に見ることができるのも、この美術館ならでは。フランスのバラ窓は、外光に照らされて美しく輝く。


【掛川市ステンドグラス美術館】 スポット情報


掛川市二の丸美術館

江戸~明治・大正期の工芸品を展示し、「和の美」を提唱


江戸・明治期の美術工芸品や近代日本画、郷土で活躍した人々の作品などを所蔵し、さまざまなジャンルの企画展を年7回程度開催している。掛川城公園内にあり、純和風の建物も魅力で、美術館の向こうに美しくそびえる掛川城を見ることができる。


たばこ道具、印籠、刀装具、化粧道具、書画などの美術工芸品を数多く収集し、なかでもたばこ道具は、技巧を凝らした秀逸な作品が揃っている。
ワークショップや子ども向けのイベント、学芸員によるギャラリートークなどの楽しいイベントも多数企画しているので、気軽に参加してみよう。
※展示替えがあるため、展示内容についてはお問い合わせください


【掛川市二の丸美術館】 スポット情報


資生堂アートハウス

散策気分で気軽にアートな空間を満喫


おもに1970年代以降の絵画、彫刻、工芸品など約1600点を所蔵・公開。多彩なテーマの企画展を開催する。


高宮眞介、谷口吉生両氏の設計によるモダンな建築の美しさも見どころのひとつ。円柱状の建物を効果的に使った展示スペースは、周囲の緑と一体化するような開放的な造り。1979年度「日本建築学会賞(作品)」を受賞。


ミュージアムショップでは、センスが光るオリジナルグッズがそろい、資生堂パーラーで昭和初期から続くロングセラーの「花椿ビスケット」が人気。バターたっぷり、素朴でやさしい味わい、パッケージも素敵。


【資生堂アートハウス】 スポット情報


資生堂企業資料館

化粧品とデザインの変遷が見える、美と知の資料館


資生堂アートハウスに隣接。1872年の創業から今日までの資生堂のあゆみや、商品パッケージ、ポスター、広告、CM映像などを紹介する資料館。時代変化とともに、化粧品とデザインの変遷を見ることができ、好奇心を刺激される。


明治、大正、昭和、平成の各時代を彩ったポスターやチラシがずらり。商品や広告デザインなど、創業以来の歴史が蓄積された圧巻の展示空間だ。


化粧品や香水など資生堂の歴代の商品パッケージを展示。その時代のファッションや文化を思い出させるような展示内容になっている。


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