静岡市を知る

温暖で雨があまり多くなく、よく「住みやすい」と言われる街です。葵区・駿河区・清水区の3つにわかれています。
北側は山、南側は海に囲まれ、豊かな産業と文化を生み出してきました。
お茶や、桜エビ、しらす、プラモデル(プラスチックモデルキット)、そして「ちびまる子ちゃん」が有名です。
また、今川氏・徳川家康の城下町としても知られ、登呂遺跡、久能山東照宮など、日本の歴史において重要な役割を果たしてきた歴史的遺跡・建造物もあります。
基本データ 面積:1,411.90km²
人口:712,184人(2016年)
市の花・木・鳥:花:タチアオイ、木:ハナミズキ、鳥:カワセミ
姉妹都市:アメリカ/ストックトン市・オマハ市・シェルビービル市、フランス/カンヌ市、 日本/室蘭市・上越市
友好都市:ベトナム/フエ市、日本/佐久市
年間平均気温:16.6°C[最高 36.6°C 最低 -2.1°C](2016年)
年間降水量:2,374.0mm 年間平均湿度 67% (2016年)
年間日照時間:2,214.8時間(2014年) 日経DUAL「共働き子育てしやすい街」ランキング2015 地方編 第1位 日経DUALのイメージ 塗下駄生産量全国1位 下駄のイメージ 冷凍マグロの水揚げ量全国1位 マグロのイメージ ※1 静岡市ホームページ「静岡市のあらまし」(2016年)より
http://www.city.shizuoka.jp/000_001575.html
※2 日経BP社と日本経済新聞社が共同で実施した、首都圏の主要都市と全国の政令市100都市を対象とするアンケート調査をもとに、日経DUAL(日経BP社)が子育てしながら働きやすい都市を独自の指標でランキングしたものです(平成27年12月発表)
※3 静岡市ホームページ「静岡の工芸品」より
http://www.city.shizuoka.jp/000_004109.html
※4 都道府県データランキング
http://uub.jp/pdr/fi/mg.html
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食文化

お茶

お茶のイメージ 静岡市お茶のまちづくり宣言」を出すほど、静岡市は日本有数の日本茶生産地です。飲食店で出されるお茶がおいしいと、よく言われます。初夏になると、茶畑が新緑になり、その田園風景は目に優しく心を和ませてくれます。「お茶カフェ」も市内各所に点在しているので、日本茶が教えてくれる「和の心」「ゆとりの心」「思いやりの心」をぜひ感じ取ってください。
「お茶のまち静岡市」

しずまえ産鮮魚

鮮魚のイメージ 静岡市には、用宗漁港、清水港、由比漁港の3つの港があります。ここで水揚げされる魚介類を「しずまえ鮮魚」といいます。その代表格が、「しらす」「桜えび」「マグロ」。それぞれの漁港では、採れたての状態で調理され、しらすや桜えびは、生、釜揚げ、かき揚などの状態で丼として味わえます。そのほかにも、静岡県で水揚げされる新鮮魚介を使った海鮮丼もおすすめです。

いちご

静岡の「いちご」といえば、大きめ果実で酸味が少ない「章姫」と、酸味と甘みのバランスがいい「紅ほっぺ」。静岡市が全国に誇る「久能の石垣いちご」は、ビニルハウスの中に、石垣が積まれ、その間からいちごの苗が顔を出しています。海沿いの国道150号沿いにある通称「いちご狩り海岸通り」には、数多くのいちごハウスが並び、シーズン中は多くの観光客がいちご狩りに足を運びます。多くのいちご狩りが、食べ放題です。甘い果実の宝石・いちごを、存分に堪能しましょう。

丸子とろろ汁

とろろのイメージ 「自然薯(じねんじょ)」をすりおろし、味噌汁などでのばした丸子名物「とろろ汁」。静岡産の自然薯は、風味とねばりがよく評判。趣ある、昔を思わせる茅葺き(かやぶき)屋根のお店などでいただく「とろろ汁」は、また格別です。

静岡おでん

おでんのイメージ 静岡市民のソウルフードともいえる「静岡おでん」。専門店はもちろん、駄菓子屋さんでも食べられるので、子どもの頃から親しんできています。日本人にとって、おでんは冬のイメージがありますが、静岡市民にとっては、夏も冬も関係ありません。一年中食べられます。串刺しにされた具材を、伝統の黒いだし汁で煮込み、削り節と青のりを混ぜた「だし粉」をかけていただきます。 閉じる
世界遺産・国宝・名所・文化

世界遺産

三保のイメージ 三保松原(みほのまつばら)
世界遺産・富士山の構成資産の一つ。和歌に詠まれたり、絵画に描かれるなど、日本一の霊峰と、駿河湾が望める景勝地。天女が羽衣をかけたという「羽衣の松」の伝承が残り、能楽「羽衣」にも出てきます。「羽衣の松」を御神体とする「御穂神社」と、「三保松原」を結ぶ参道は、「神の道」と呼ばれ、厳かな雰囲気を感じられます。

名所

駿府城のイメージ 駿府城(すんぷじょう)公園
徳川家康の城として知られる「駿府城」は、お堀と、美しい石垣に囲まれています。2つの櫓(やぐら)があり、その内部を見学することもできます。城内は、公園として整備され、茶室がある日本庭園を散策したり、桜の季節にはお花見を楽しめます。 久能山のイメージ 久能山東照宮(くのうざんとうしょうぐう)と日本平(にほんだいら)
「日光東照宮」に先駆けて造られた、徳川家康公を祀る神社。国宝にも指定され、社殿の美しさに圧倒されます。駿河湾側から社殿まで1159段を登る表参道石段と、日本平側から「日本平ロープウェイ」を使って登る行き方と、ふた通りの方法があります。「日本平」は、富士山を一望できる景勝地。「日本の観光地100選」にも選ばれています。 薩埵峠のイメージ 薩埵峠(さったとうげ)
1600年頃に整備された「東海道」は、日本の江戸時代に徳川家康が行った道路整備の一つ。各地の名所をつなぎ、風光明媚な場所や、名所・旧跡が多い。その中でも薩埵峠は、歩きにくい難所としても知られたが、富士山と駿河湾を眺める絶景は、見事。歌川広重の「東海道五十三次」にも描かれています。 宇津ノ谷のイメージ 宇津ノ谷(うつのや)の町並み
昔ながらの町並みを残し、自然も多く、風情を感じさせる雰囲気の場所です。静かな集落と、草花が生える小径、「明治のトンネル」と呼ばれる古いトンネルは、赤レンガの内壁とランプが日本の昔を思い起こす雰囲気です。

文化(ホビー)

静岡市は、ものづくりの町としても知られ、プラスチックモデルキットの製造品出荷額 全国ナンバー1、国内シェアの88%を占めています。「ものづくり」関連のイベントも、多数開催していて、日本全国から多くの観光客が訪れます。お土産の一つとして、手にとってみてください。
「ホビーのまち静岡」
※5 静岡市ホームページ「『ホビーのまち静岡』推進事業」より 閉じる
簡単エリアガイド

静岡駅・新静岡駅周辺

静岡駅のイメージ JR静岡駅と、静鉄新静岡駅周辺は、静岡市の中心街で、「おまち」と呼ばれています。百貨店や、数々の飲食店が並び、中でも鷹匠エリアは、個性的なお店が多く、静岡市のおしゃれエリアとして「静岡の代官山」と呼ばれています。静岡市内観光で便利な、駿府城下町を55分で巡る周遊路線バス「駿府浪漫バス」(大人100円、小人50円)もおすすめです。
しずてつジャストラン「駿府浪漫バス」

駅南

駅南のイメージ JR静岡駅の南側(海側)は、主に住宅地です。登呂遺跡といった、日本の歴史においてかかせない重要な遺跡もあります。用宗漁港や、いちご狩りが楽しめる「いちご狩り海岸通り」もあります。

草薙エリア

草薙のイメージ 静岡県立美術館や、大学があり、アートと文化の雰囲気が漂うエリア。静岡県立大学の芝生公園は、桜の木々に囲まれ、春には多くの人が賑わいます。

清水エリア

清水のイメージ 清水出身の漫画家さくらももこの「ちびまる子ちゃん」の舞台として知られる町。エスパルスドリームプラザ内にある「ちびまる子ちゃんランド」は、近年、日本以外にも国外からの観光客も多く訪れています。清水港・由比港を抱え、新鮮な海鮮を使った「漁港ごはん」を味わうことができます。

丸子

丸子のイメージ 今川・徳川時代を偲ぶ史跡が点在し、ウォーキングスポットとしてもおすすめです。昔の風情が残る宇津ノ谷や、「丸子とろろ汁」を楽しむことができます。

オクシズ

オクシズのイメージ 広大な面積を持つ静岡市ですが、人口の多くは中心市街地に集まり、市の大半部分は、豊かな自然が残る山間地です。これらの地域は、「オクシズ(奥静岡の愛称)」と呼ばれ、棚田や茶畑、日本昔ながらの生活の営みを感じられます。自然が多く残るため、初夏には、ホタルを鑑賞できることも。奥大井・安倍奥・奥藁科・奥清水の4つの地域にわけられています。
オクシズ 閉じる
四季の見どころ
ほどよく田舎で、ほどよく栄えている静岡。
海と山に囲まれ、豊かな自然から移りゆく季節の変化と、古きよき時代から受け継がれてきた伝統のお祭りを楽しむことができます。
季節折々で異なる趣をお楽しみください。

静岡の春

春のイメージ 静岡のお祭りといえば4月に開催される「静岡まつり」。大御所(家康公)が御台所、大名・旗本などに扮し、約400名で駿府城を練り歩く「大御所花見行列」や、1万人もの市民が踊る「夜桜乱舞」など、駿府城の桜が舞う中盛り上がります。日本平周辺、駿府城公園、御殿山、賎機山公園、清水船越堤公園、寺尾地区などでは、3月下旬頃からソメイヨシノを中心とした桜の花が咲き誇り、その下で催される「お花見」もまた、日本の春の楽しみ方の一つです。
3月 駿府マラソン(上旬)、美濃輪稲荷神社祭典(中旬)、梅ケ島まつり(中旬)
4月 静岡まつり(上旬)、静岡浅間神社廿日会祭(1〜5日)、日本平桜マラソン(第1日曜)、かんばら御殿山さくらまつり(上旬)、梅ケ島温泉新緑まつり(下旬)
5月 由比桜えびまつり(上旬)、シズオカサンバカーニバル(上旬)、静岡ホビーショー(中旬)、用宗漁まつり(中旬)、興津川アユ釣り解禁(20日)

静岡の夏

夏のイメージ 河川敷で大迫力の花火を楽しむ「安倍川花火大会」、芝生に寝転びながら、眼下に広がる静岡の夜景と花火を楽しむ「日本平まつり」、清水の商店街の昔ながらの雰囲気を楽しみながら飾り付けを楽しむ「清水七夕まつり」など、夏を思いっきり満喫できるお祭りが開催されます。海開きでは、海水浴場で日本の夏の海を楽しむのもいいでしょう。
6月 水神社大祭(14・15日)、輪くぐり(市内各神社、30日)
7月 清水七夕まつり(上旬)、巴川灯篭流し(16日)、海開き、南アルプス山開き(16日)、三保あさり祭り(中旬)、安倍川花火大会(下旬)、日本平まつり(下旬)
8月 清水みなと祭り(上旬)、静岡夏まつり夜店市(上旬)、有東木の盆祭り(14・15日)

静岡の秋

秋のイメージ 11月の「大道芸ワールドカップ in 静岡」は、静岡県内はもちろん、全国・世界中から人が集まり、街は人であふれ返るほど。多くが無料で観戦できるので、折りたたみ椅子とガイドブック片手にさまざまなパフォーマンスを楽しみましょう。10月の「清水港マグロまつり」は、無料のマグロの試食ができたり、ステージパフォーマンスがあったりと、マグロを存分に楽しめるイベントです。また、井川湖、安倍峠、大谷崩などでは、湖や山とのコントラストが美しい紅葉が楽しめます。
9月 草薙神社龍勢花火(下旬)
10月 みかん祭り(1日〜12月)、登呂まつり(上旬)、羽衣まつり(上旬)、清水港マグロまつり(中旬)、親王囃子(中旬)、由比街道まつり(中旬)、静岡みこし祭り(下旬)、駿府本山お茶まつり(下旬)
11月 大道芸ワールドカップ in 静岡(上旬)、井川もみじマラソン大会(中旬)、蒲原宿場まつり&産業フェア(第3日曜)、産業フェアしずおか(下旬)

静岡の冬

静岡の街中では、11月下旬よりイルミネーションが点灯され、一気にクリスマスモードになります。また、1月上旬〜3月中旬には、洞慶院、梅ケ島梅園、久能梅林、日本平梅園などで梅の花を、静峰園 椿の里では、椿の花を楽しむことができます。富士山を借景にしながら、花とのコントラストがまた見事です。
12月 イルミネーション(11月下旬〜2月上旬)、徳川家康公お手植えみかん収穫(上旬)、秋葉山秋葉寺大祭(15・16日)、ホビーのまち静岡 クリスマスフェスタ(上旬)、リバウェル井川スキー場オープン(下旬〜2月下旬)
1月 豊積神社お太鼓祭り(1〜3日)、石垣いちご狩り(12月〜5月上旬)
2月 しぞ〜かおでんフェア(年により異なる)、興津宿寒ざくらまつり(10日)、御穂神社つつがゆ祭り(14〜15日)、久能山東照宮春季大祭(16〜18日)、日本平梅まつり(中旬) 閉じる